えーと、映画ではないので、ご安心を。AVP (Aliens vs Predeator)のDVDを見ていたら、メーキングでコミック会社の人が、「いや、すっげーアイデアだったよ。おかげで売れに売れてまいったまいった」みたいなインタビューがあって、コミックを読んでみたくなったんです。
アマゾンで調べてみると、小説とコミックの区別がつかなくて、ノベライズ小説とか買ってみたのですが、とにかく気になったのがこの題名のコミック。
「プレデター vs ジャッジドレッド」
ジャッジ・ドレッドと言えば、スタローンが主演した超トホホ映画が記憶に新しいところ。この映画も多分アメコミが原作なんだろうけど、金ぴかの肩当てとビッグバイクがどうも浮きすぎちゃってどうしようもない映画でした。
(IMDb)
で、 「プレデター vs ジャッジドレッド」ですよ。
えーとジャッジドレッドの映画を見てない人の為に:「ジャッジ」っていうのは、特別な警察官のようなもので、治安が極度に悪化した社会をただすために、警察官、裁判官、陪審員、そして法の執行人までも兼ねた超エリート。ドレッド君はその中でもスタローンが主演するほどのぴか一なんです。
さて、「プレデター vs ジャッジドレッド」のあらすじですが、これから読もうという人は極めて稀でしょうし、映画化されることもまずないでしょうから、いつもより詳しく書きますね。っていうか、完全なネタバレです。
ジャッジ・ドレッドががんばってるメガシティにプレデター君が現れます。(プレデターの登場には小細工が必要ない、という所は非常に便利なキャラクターですね。)
プレデターは、悪者を退治中のジャッジ達をやっつけちゃいます。で、怒ったドレッド君は銃でばしばし打ってプレデターを追い払うのだけど、とどめを刺しにいったら逆に例の槍で肩を刺されてしまって、入院するはめに。
それでも超人的な回復力で、現場に復帰して、前回やられながらも入手した敵の血液を(ちょっとかわいらしい)女性科学者シェファーに渡して弱点を探るように命じます。
その間もプレデター君がジャッジ達を殺しまくってるのに我慢がならないドレッドは、シェファーに「早くせんかい!」と気合いを入れます。彼女は「無理言ってんじゃないわよ!」といって飛び出してしまうのですが、交通事故にあってしまいます。自分がけがをしたと思って手の甲をなめてみた彼女の脳裏に、プレデターの思考が浮かび上がります。これはあいつの血だった、ってことで彼女はプレデターの血を飲み干してしまいます。
プレデターの思考とリンクした彼女は、プレデター君の隠れ家を探し当て、ドレッドに伝えます。ドレッドは、ウォードロイド2体を率いて突入します。シェファーはその間捕われたジャッジを殺すプレデターを、思考のリンクを通じて目撃しますが、同時にプレデター君本人が強烈な苦痛を感じていることを知ります。どうやら、プレちゃんは病気で死期が近いようなのです。
というわけで、ドレッドとプレデター君の死闘の末、当然ドレッド君の勝利!でおしまい。
くっだらねーお話でした。
絵自体は手が込んでいて、特にプレデターが透明になっている姿の描写はけっこういけてます。アメコミをまともに読む機会がほとんどなかったので、手書き風の大文字だけの英語を読むのが結構辛かったけど、期待していた通りの楽しみ方はできたかな。
なんといっても「プレデター vs ジャッジドレッド」ですから。
さて、シリーズとして
「BATMAN vs ALIENS」や「SUPERMAN vs ALIENS」があるそうだ。
上記の2つまではまあ良いとして、「TARZAN vs PREDATOR」はやり過ぎじゃないか?
残念ながら、アマゾンでは全部品切れ状態。